Shopify(ショッピファイ)で予約販売は可能？在庫切れでも事前注文が取れる方法

世界で最も利用されているECプラットフォーム「shopify(ショッピファイ)」では予約販売を導入することができます。

ECサイトを運営していると、在庫切れが発生しないよう在庫管理や仕入れ作業を行っていますが、どうしても在庫切れが発生する場合があります。ECサイト運営者からすると、在庫切れは機会損失となってしまいます。

そんな時に重宝する機能が「事前注文・予約販売」です。

今回は、Shopifyを用いたECサイトで事前注文・予約販売機能を導入する方法についてお伝えしていきます。

「shopifyでは事前注文・予約販売はできるの？」

「事前注文・予約販売機能をshopifyに導入する方法が知りたい」

と考えている方には必見の内容になっています

事前注文・予約販売機能とは

事前注文・予約販売機能とは、在庫切れの際、または、発売前の商品を先行販売として予約注文を受け付けられる機能です。

在庫切れの商品や入荷前の新商品や話題商品を先行販売し、予約注文を受けることで、発売日前の商品の注文を事前に受けつけることができます。

また、ECサイト運営者側で登録した発売日当日に、予約商品を購入者様にお届けできることができます。

Shopifyで予約販売を導入する方法

Shopifyではアプリを使用することで、事前注文・予約販売機能を導入することができます。

今回は「Pre-Order Now」というアプリを利用して、事前注文・予約販売する方法をご紹介いたします。

Pre-Order Nowで出来ること

Pre-Order Nowでは在庫切れ際に「カートに追加」ボタンを、「予約購入する」に変更することができます。

また、Pre-Order Nowでは商品ごとに細かく設定できるので、柔軟性があります。

以下のような項目を設定・カスタマイズ可能です。

①事前注文・予約販売する商品を商品ごとに細かく設定できる

②販売時期や販売数量の設定ができる

③ボタンのテキストやスタイルをサイトデザインに合わせてカスタマイズできる

④どの商品が先行予約商品なのかが分かるようにバッジを付けれる

⑤チェックアウト後に予約購入のお客様に個別のメールを送信します

⑥予約注文に自動割引を適用することができる

⑦同じカートに先行予約アイテムと在庫アイテムの両方があった場合に、警告を出すことができる

Pre-Order Nowの利用料金

Pre-Order Nowでは１商品までが無料で使用することができます。

５商品までは月額$9.95と有料なのですが、上述した機会損失の低減や売上向上などの効果を月額１０００円程度で得ることができるのは、非常にメリットが高いと感じています。

また、プレミアムプランにすると、予約購入への自動割引の設定やバッジを表示させるなど、カスタマーの購買意欲を喚起させる機能もついてくるので、筆者の個人的見解としては、月額3000円のプレミアムプランもおすすめしたい気持ちがあります。

実際にどの商品が在庫切れになるのかは想定しきれない点もあるので、先行予約販売商品が無制限なのは安心ですね。

事前注文・予約販売の導入のメリット

在庫切れの機会損失を少なくできる

在庫切れの場合には、通常の場合、「購入する」というボタンを「予約する」に変更することで、売上の機会損失を少なくすることができます。カスタマーにとって、通常のご注文の流れと同じ流れで商品の予約注文ができるので、カスタマーエクスピリエンスの向上にも役立ちます。

仕入れやマーケティングの見立てがたつ

事前注文・予約販売によって、どのような商品が予約されているのかのデータが取得できるので、仕入れやマーケティングの参考にもなります。

例えば、赤・白・黒の３色展開のスニーカー販売をしているショップの場合では、予約販売の結果、黒色のスニーカーがよく予約されているというデータが取れたとします。

そうすると、黒色の在庫を多めに確保し、また、マーケティングでも黒色のスニーカーをファースビューや広告のバナーに設定するなどして、マーケティング予算の最適化が可能になります。

販売期間を伸ばせる

クリスマスやおせち、バレンタインなど販売期間が短い商品やキャンペーンの場合であっても、事前予約受付を行うことで、販売期間及び販売機会を増やすことができます。それにより、売上の増加が見込めます。

また、おせち料理やクリスマスケーキなどは、一年に一度の需要商品のため、他のネットショップで一度注文をしてしまうと、他の店舗のおせち料理やクリスマスケーキを探さなくなる傾向があります。

予約販売機能を利用して需要を先取りする事で、競合店舗よりも早く注文を受け付ける事ができるというメリットを享受することができます。

まとめ

昨今では、コロナで巣篭もり消費の需要が目立ってきたり、消費者がオンラインでショッピングする機会も増えてきており、世界的に物流が滞る可能性が常時あります。

また、EC運営者様にとっても在庫をコントロールしきれないリスクは常にある状況の中で、機会損失を少なくし、売り上げを向上させる仕組みの導入が比較的リーズナブルな料金で導入できるのでコストパフォーマンスは抜群かと思います。

ぜひ、導入を検討してみてください。

shopifyは予約販売、事前注文機能以外にも色々な機能を実装することが可能です。

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