ECサイトを運営する上で納品書や請求書の作成は必須です。
しかし初めて作る方にとってはどんなことを記載すべきなのか分からないこともあるでしょう。
今回は、Shopifyを利用する際に請求書や納品書、領収書を作るためのポイントについて紹介していきます。
「納品書を作成したいけどどんな項目を入れれば良いのか分からない」
「納品書を簡単に作れるサービスが知りたい」
「納品書と一緒に入れた方が良いやつってあるの?」
という方必見の記事です!
ECの納品書とは
ECサイトで商品を発送する際に同封すべきものに「納品書」というものがあります。
納品書とは店舗名や商品名、購入日時・小計などが書かれた書類のことです。
納品書とは取引の記録(レシートや領収書のようなもの)を残すために作成します。
納品書の導入は必須作業では無いですが、顧客との信頼関係構築の為に同封した方が良いと言われています。
以前は紙ベースでしたが最近はPDFなどの電子媒体で管理するECサイトも増えてきました。
印刷代などがかからなかったり、外部サービスを使って半自動的に作成できるのでオススメな手法となっています。
Shopifyで納品書を作る方法
Shopifyはショッピングサイトを作るために便利なものですが、ものの売買をするということで、請求書や納品書、また領収書の作成が必要になる場合があります。自分で請求書などのフォーマットを1から作って送付するというのでは、どうしても手間がかかってしまいます。そして請求書作りが面倒でショッピングサイトを離脱してしまう人もいます。
そんな時は、アプリで簡単に請求書などの作成をするのがおすすめです。
Shopifyで納品書を作成する方法は2通りあります。
・Shopifyに元々ある機能で作成をする方法
・外部アプリを使って作る方法
それぞれの作り方をまとめたのでチェックしてみてください。
Shopifyに元々ある機能で作成をする方法
Shopifyには元々、請求書や納品書を作成することができる機能が備わっています。そのため特にアプリをダウンロードしていなくても、まずはお試しで請求書作成をしてみることもできるのです。既存の機能でできることは限られてはきますが、それでも最低限のシステムは備わっているので初心者はまずこちらを利用してみましょう。
使い方としてはまず、管理画面にある「注文」という場所から明細表を発行することで作ることができます。
基本的にはこれだけの作業なので、取引で忙しいときにもすぐに作成することができ、便利です。
元々のフォーマットをそのまま使用しても良いですし、テンプレートは編集もできるので、必要に応じて自分のショップのロゴなどを入れることもできます。
外部アプリを使って作る方法
Shopifyの既存の機能だけではなく、アプリを使って請求書を作成することもできます。アプリを使うと自動でフォーマットなどを作ってくれるので、手軽に書類を作れて便利です。納品書を作成するアプリはいくつかあるので、自分に合うものを選びましょう。おすすめのアプリは次項で詳しく紹介しますが、「Order Printer」と「ship&co」というものがあります。それぞれ特徴も異なるので、チェックしてみてください。
①Order Printer
こちらのアプリは、請求書や領収書、また梱包明細やラベルなどの作成ができます。Shopifyではショッピングの取引も多いので、請求書や領収書を作る機会も多いですし、商品発送の際には梱包明細やラベルを作れるのは非常に便利です。
また、Order Printerでは、請求書などに会社のロゴマークなどを入れることも可能です。オリジナルの請求書を作ることができます。会社でネットショップを立ち上げるという場合はもちろん、個人でネット上にお店を作りたいという場合にも便利。自分だけの請求書を作れるのは大きなメリットです。
後に詳しく書きますが、使い方も非常にシンプルです。ダウンロードをすれば誰でも簡単に使うことができるので、Shopifyを利用する場合には最初に入れておいて損はありません。
URL:https://apps.shopify.com/order-printer?locale=ja
②ship&co
ship&coは、商品サイズや重量を入力することで簡単に納品書や請求書を作ることが可能です。所要時間はわずか20秒ほどと短いので、サクサクと効率的に発送作業を行うことができます。
また、書類発送を効率化できるだけではなく、運送会社選びや発送完了メールの作成も可能。発送業務の管理が徹底できるので、取引をより円滑に進められるのも魅力の一つです。
送り状の作成はワンクリックで完了し、運送会社の料金の比較も可能、追跡情報の自動同期によって取引内容のプロセスを把握するのも簡単です。たくさんの取引があって管理がしにくいというユーザーの強い味方です。
URL:https://www.shipandco.com/ja/
Shopifyのおすすめ請求書アプリ「Order Printer」の使い方
Shopifyを利用する場合には、Order Printerを利用するのが特におすすめです。
無料で使えたり、操作性がシンプルなのが主な理由です。
ここからは、便利なOrder Printerの使い方についてご紹介します。
また、Order PrintをグレードアップしたOrder Print Proについても触れていきます。
Order Printerのメリット
Order Printを利用することのメリットとしてはまず、自分だけのオリジナルの納品書や請求書を作ることができるということです。納品書にロゴなどを入れることができれば、顧客が商品を気に入ってくれた場合にオリジナルロゴの印象がつくので、リピーターになってくれる可能性も高くなります。
Shopifyで、ショッピングサイトのデザインや商品の品揃えにこだわることも大切です。
サイトデザインが納得のいく仕上がりになったら、今度は請求書や納品書にもこだわってみるといいでしょう。
とにかく誰にでも使いやすいのがOrder Printのメリットです。個人でネットショップを立ち上げたいという人の強い味方になるツールなので、ぜひ利用してみてください。
設定方法
アプリを利用する場合はまず、Order Printerをダウンロードしましょう。アプリストアで検索をかけると見つけることができます。Order Printerは基本的に無料で使用できるので、Shopifyを始めたばかりだという人にもおすすめです。
アプリをダウンロードしたら、管理画面の「アプリ管理」というところにある「Order Printer」を選択。その後はアプリの画面に移動するので、「Manage template」をクリックします。そうすると編集画面になるので、テンプレートを好きに編集してください。テンプレートは複数種類から選ぶことができるので、自分の使いやすいものを見つけましょう。また、アプリを使うことでテンプレートに自社のロゴやマークを入れることも可能で、オリジナリティーを出すことができます。
実際にプリントして確認
Order Printerで自分なりの請求書のフォーマットを作ったら、実際に利用することができる段階です。
ただ、そこですぐに本番として使用するのではなく、まずは試しでプリントをして確認しておきましょう。
画面で見ているものと実際に印刷したものでは、見た目や体裁が異なる場合があります。
そのため、まずはプリントしてチェックすることが大切です。確認方法も簡単なので、サクッと済ませてしまいましょう。
まず注文画面をチェックして、注文された商品の受注番号を確認し、クリックします。そこで作成した納品書などのテンプレートを見ることができるのですが、まずはプレビューを表示させて「Print」をチェック。
そうすると印刷されるので、確認をしましょう。
Order Printer Proとは
Order Printでも十分便利なものではありますが、慣れてきたら「Order Print Pro」を使うのもおすすめです。Order Print Proというのは月額10ドルの課金で利用することが可能。少し収入に余裕が出てきたら、利用してみましょう。
通常のOrder Printでは月に50件までの注文が限度ですが、Order Print Proにグレードアップすることで月に50件以上もの注文を受けることができます。取引の規模が拡大してきたタイミングでOrder Print Proの利用を検討するのも良いでしょう。
また、Order Print Proでは、顧客がメールやウェブ上で領収書をダウンロードすることができるという特徴もあります。通常版でも特に問題なく領収書などを確認することはできるのですが、より便利に利用できるようになるのが、このOrder Print Proのメリットなのです。
まとめ
今回は、Shopifyを使って請求書を作成する方法を紹介するとともに、請求書や納品書を作る場合のおすすめのアプリについて紹介してきました。Shopifyでは元々の機能として請求書作成などができます。元々のソフトでも十分に便利ではあるのですが、より手軽に高品質の書類を作りたいという場合には、アプリを使うのがより便利です。
例えば、アプリを使えば自分だけのオリジナルデザインの書類を作成することができます。Shopifyにも慣れてきて、納品書や請求書にもこだわりたいという場合には、ぜひアプリを利用してみてください。Shopifyで自分なりの請求書を作成して、顧客をもっと増やしていきましょう!