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Shopifyでデジタルコンテンツを販売!基本から方法まで徹底紹介【成功事例3点付き】

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Shopifyでデジタルコンテンツを販売!基本から方法まで徹底紹介【成功事例3点付き】

Shopifyでは実際に手に取れる商品だけではなく、デジタルコンテンツの販売が可能です。

ユーザーニーズが多様化している現代では、実際に手に取れる商品だけではなく、データ上の商品が求められています。

しかし、「Shopifyでどうやってデジタルコンテンツを販売すればいいのかわからない!」という方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、Shopifyでデジタルコンテンツを販売する方法や実際にデジタルコンテンツの販売を行い、成功している事例を紹介していきます。

 

「そもそもデジタルコンテンツって何?」

「Shopifyでデジタルコンテンツをどうやって販売すればいいの?」

「Shopifyでデジタルコンテンツを販売するコツってあるの?」

 

などとお考えのECサイト担当者の方に必見です。

 

 

 

デジタルコンテンツとは?

 

Shopify デジタルコンテンツ

 

デジタルコンテンツとは、以下のような全てデジタルで完結する商品を指します。

 

・動画

・音声、音楽

・電子書籍

・有料ブログ記事、教材

・データファイル

 

服や靴のように実際に手にして使用することはできませんが、データ商品として閲覧・使用可能です。

データはスマートフォンやPCの中で保存できるため、持ち歩く必要がありません。

Shopifyでは、上記のようなデジタルコンテンツの販売が可能であり、無料で提供されているコンテンツも存在します。

 

デジタルコンテンツを販売するメリット

 

デジタルコンテンツを販売するメリットは、以下の3つです。

 

・在庫過多や保管・発送の必要がない

・機会損失が発生せず利益率が高い

・様々な施策の展開が可能

 

①在庫過多や保管・発送の必要がない

デジタルコンテンツには実際の形が存在しないため、そもそも仕入れが存在しません。

通常ECサイトで販売している商品は予め販売商品を仕入れ、購入されてからすぐに発送する必要があるため、自社の倉庫に商品を保管しておく必要があります。大量に倉庫内に商品を保管しておくことで、複数のユーザーに商品が購入されたとしても、機会損失を起こすことなく利益を挙げられます。

しかし、仕入れた商品が全く売れない場合、商品はそのまま在庫として倉庫に残ってしまいます。

在庫として残った商品は売れるまで倉庫内で保管しておく必要があるため、在庫を圧迫するだけではなく運用コストも発生してしまうのです。そのため、形のないデジタルコンテンツはECサイトと相性が良く、在庫過多になる心配がありません

 

さらにデジタルコンテンツであれば、購入された商品を発送する必要もないのです。

ECサイトでは、購入された商品に合わせて梱包を行い、購入者住所まで発送する必要があります。

商品発送には、発送日だけではなく梱包などの人員リソースも必用とされるため、運用コストの削減に限界があります。

デジタルコンテンツでは、購入者が商品をダウンロードするだけで完結しますので、発送コスト・人員リソース削減が可能です。

 

②機会損失が発生せず利益率が高い

ECサイトでは商品が実際に売れなければ、利益にはなりません。

そのため、展開している商品全ての在庫を取り揃えておく必要があります。

しかし、急激に需要が高まった商品は在庫切れを起こしてしまい、購入希望者が存在していも商品が販売できない状態に陥ります。商品の在庫さえあれば販売できたことを機会損失と呼び、ECサイト運営において防ぐ必要がある部分の1つです。

 

デジタルコンテンツであれば在庫自体が存在しませんので、コンテンツを求めるユーザーの数だけ商品を販売できます。

さらにデジタルコンテンツの制作にかかるコストは、物販に比べて低いため、販売した際の利益率が高いです。

つまり、デジタルコンテンツは機会損失を発生させることなく、売上を最大限追求できます。

 

③様々な施策の展開が可能

デジタルコンテンツは、様々な形でキャンペーンなどの販売施策を展開可能です。

有形商品の場合、割引クーポンなどをユーザーに配布して販売率を高める施策が存在しますが、そもそもの売り上げが少なくなるため、大幅な値下げは行えません。

しかし、デジタルコンテンツであれば、商品サンプルをユーザーに提供するキャンペーンや、利益率が高いため大幅値下げキャンペーンなどが可能です。デジタルコンテンツで獲得した顧客に対して、メールマーケティングを行うことで、有形商品の購入につなげたり、リピーターを獲得できる可能性も高まります。

 

Shopifyでデジタルコンテンツを販売する方法

 

Shopifyでデジタルコンテンツを販売する方法

 

Shopifyでデジタルコンテンツを販売する方法は、以下の通りです。

 

・Shopify専用アプリを導入する

・アプリに販売したい商品データをアップロードする

・メールテンプレートを作成

 

Shopify専用アプリを導入する

 

Shopifyでデジタルコンテンツを販売するためには、コンテンツ販売専用のアプリケーションを導入する必要があります。

デジタルコンテンツ販売に特化したアプリは後述していますので、合わせて確認してみてください。

専用アプリに関しては、Shopifyのプラグイン設定画面から簡単に導入可能です。

 

アプリに販売したい商品データをアップロードする

 

Shopifyにアプリをインストールできたら、専用画面に切り替わります。

専用画面から、自身が所有しているデジタルコンテンツをアップロードしましょう。

データのアップロードが完了した後は、フルフィルメントの設定が必要です。

フルフィルメントとは、商品が購入された後の発送処理のことを指しており、主な設定内容は以下の通りです。

 

  ・音楽、音源データの場合は「1」

  ・ダウンロード回数が無制限のデータの場合は「2」

 

※データと有形商品を同時に販売する場合は「手動でフルフィルメントを設定」に設定する必要があります。

 

メールテンプレートを作成

 

フルフィルメントの作成が完了した後は、購入者に対して送付するメールテンプレートを作成します。

メールの作成を行う際は、「購入完了時」と「ダウンロード完了時」のメール作成が必要です。

上記の設定が完了した後は、テストモードで挙動・メール文を確認してみてください。

 

アプリ紹介

 

Shopify デジタルコンテンツ アプリ

 

Shopifyで利用できる、デジタルコンテンツ販売アプリを紹介していきます。

紹介するアプリは以下の3つです。

 

・Digital Downloads

・Sky-Pilot

・Thinkific

 

Digital Downloads

 

shopify デジタルコンテンツ アプリ Digital Downloads

 

Digital Downloadsは、Shopifyが提供しているデジタルコンテンツ販売アプリです。

主な特徴としては以下の通りです。

 

・ダウンロードリンクを自動添付

・購入者にダウンロードを自動送付

・ダウンロード可能数に制限なし

 

利用料金は無料となっており、コストをかけることなくデジタルコンテンツの販売が可能です。

デジタルコンテンツ販売に関する基本的な機能が揃っているため、すぐにコンテンツ販売を開始できます。

また、動画や教材・音楽など、様々な媒体のデジタルコンテンツ販売に対応しているため、販売ジャンルを選ぶ必要がない点がメリットと言えるでしょう。

しかし、サービス自体が日本語に対応していないため、説明文や注意書きは日本語に翻訳しなければ読めない部分が出てくる可能性があります。またネット上の口コミが高いわけではないため、デジタルコンテンツを簡易的に始めたいと考えている場合は、一度利用してみてください。

 

URL:https://apps.shopify.com/digital-downloads?locale=ja

 

Sky-Pilot

 

shopify デジタルコンテンツ アプリ Sky-Pilot

 

Sky-Pilotは、データファイルや動画の販売に特化したアプリです。

主な特徴としては以下の通りです。

 

・独自アカウントページを搭載

・外部サービスと連携可能

・商品登録時に動画ストリーミングファイルを自動添付

 

利用料金は無料プランと有料プランが存在しています。

有料プランは15米ドルから75米ドルのプランから用意されており、プランごとに搭載されている機能が異なります。

ストリーミングデータを送付できる点と独自の会員ページを作成できる点が特徴となっており、顧客を細分化してコンテンツ販売が可能です。しかし、日本語に対応していないため、スムーズに利用できない可能性があります。

 

URL:https://apps.shopify.com/sky-pilot?locale=ja

 

Thinkific

 

shopify デジタルコンテンツ アプリ Thinkific

 

Thinkificは、動画教材の販売に特化したアプリです。

主な特徴は以下の通りです。

 

・自動リマインド機能を搭載

・証明書発行機能あり

・動画教材の作成が可能

 

利用料金は無料プランと有料プランが存在しています。

有料プランでは49米ドルから用意されており、複数の機能を搭載したプレミアムプランは499米ドルで利用可能です。

動画教材販売のための様々な機能が存在しており、外部サービスとも連携できます。

そのため、動画教材をベースに幅広いデジタルコンテンツ販売が可能です。

しかし、日本語に対応していませんので、利用時は注意しましょう。

 

URL:https://apps.shopify.com/thinkific?locale=ja

 

成功事例紹介

 

Shopify デジタルコンテンツ 成功事例紹介

 

Shopifyのデジタルコンテンツ販売機能を活用して、成功している以下3つのサイトを紹介します。

 

・株式会社彩流社

・RetroSupply Co。

・if made

 

株式会社彩流社

 

shopify デジタルコンテンツ 成功事例 株式会社彩流社

 

株式会社彩流社は、Shopifyを活用して電子書籍販売プラットフォームである「bookend」を運営しています。

bookendでは、書籍や写真集をデータで販売しており、ユーザーが気になる作品をそのままダウンロードすることで書籍を読めます。

購入した書籍はECサイト上の本棚に保管されるため、スマートフォンでいつでも閲覧可能です。

さらに独自の認証機能を用いてデータを管理しているため、高度なセキュリティでユーザーの購入書籍を守ります。

また、Shopifyをベースにサイトを構築しているため、通常よりも安価に書籍を生協してくれます。

 

URL:https://sairyusha.co.jp/collections/e-book

 

RetroSupply Co。

 

shopify デジタルコンテンツ 成功事例 RetroSupply Co。

 

RetroSupply Co。は、通常では存在していないオリジナルのフォントを販売しています。

様々なテイストのフォントを販売しており、10〜40個のフォントをまとめて販売しているため、気になるフォントをまとめて購入可能です。サイトは米国で運営されているため、販売価格や表記は全て英語になりますが、国内ストアには存在しないデザインを手に入れられます。

 

URL:https://www.retrosupply.co/

 

if made

 

if madeは、生け花や写真撮影などのクリエイティブ向けの学習教材販売サービスです。

本来、専門のスタジオに出向き、教えてもらう能力ですが、if madeでは動画で学習できます。

また、サービス内ではそれぞれの業界の専門家と提携しているため、プロフェッショナルから気になる業界を学べます。

サイトの表記や価格は全て米国を基準としていますが、日本国内では普及していないケーキデザインなどの珍しい業界を動画1つで簡単に学習を続けることが可能です。

 

URL:https://www.ifimade.com/

 

まとめ

 

Shopify デジタルコンテンツ まとめ

 

いかがだったでしょうか?Shopifyでは有形商品だけではなく、デジタルコンテンツのような無形商品の販売も可能です。機会損失を減らして、商品を販売していきたいと考えている方にとっては、おすすめのサービスと言えるでしょう。

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