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【EC担当者様必見】ECサイトにおけるレビューの重要性から施策まで徹底解説

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【EC担当者様必見】ECサイトにおけるレビューの重要性から施策まで徹底解説

 

ECサイトに多くのレビューが投稿されることで、購入の決め手となったり、SNSでの拡散に繋がったりします。しかし、「ECサイトでレビューを集めるためには、具体的にどんなことをしたらいいの?」と疑問に感じている人も多いでしょう。

 

この記事では。ECサイトにおけるレビューの重要性から具体的な施策まで解説します。レビューの活用方法・成功事例についても紹介しています。

 

「ECサイトのレビューにどんな効果があるか知りたい」

「ECサイトのレビューを集める施策を知りたい」

「ECサイトに使うレビュー収集の際の注意点はあるの?」

 

などとお考えのECサイト担当者には必見です。

 


ECサイトにおけるレビューの重要性

 

ECサイトにおけるレビューの重要性

 

ECサイトにおけるレビューの重要性は、大きく分けて以下の3つです。

 

・購入の決め手になる
・SNSでの拡散に繋がる
・SEO対策になる

 

それぞれ順に解説します。

 

購入の決め手になる

 

ECサイト上にレビューが投稿されている場合、購入を検討している人の決め手になります。株式会社情報通信総合研究所が調査したデータによると、商品購入時にECサイトのレビューを参考にしていると答えた人は、20代〜60代で60%以上の結果となりました。

 

特に20代は70%以上が商品購入時にECサイトのレビューを参考にしているため、購入の決め手になっていると言えるでしょう。

また、多くのECサイトのレビュー欄では、購入した感想や3〜5段階の評価が表示されています。購入者がどの程度商品に対して満足感を得ているのか一目で確認できることから、ECサイトのレビューは購入を参考にしやすい特徴があります。

 

ECサイト上のレビューで評価が高ければ、その分商品の品質が担保されるため、購入の決め手になる可能性が高いです。

 

SNSでの拡散に繋がる

 

ECサイト上にレビューを記載してもらうことで、SNSでの拡散に繋げられます。例えば、レビュー機能がないECサイトの場合、消費者は客観的に取扱商品がどの程度人気なのか、売れているのか把握できません。

 

一方、ECサイト上にレビュー機能があることで購入者からの評価を投稿してもらえるため、消費者側も商品の人気を確認できます。商品を購入したユーザーに対してECサイトのレビューだけではなく、SNS上の口コミを促すことで二次拡散してもらえます。

 

SNSで拡散された情報は商品の存在を知らない人に対しても伝わるため、一気に認知度を高めることが可能です。レビューが商品広告の代わりとなるため、宣伝コストを抑えることができます

 

SEO対策になる

 

ECサイト上にレビューを投稿してもらうことで、SEO対策になります。GoogleやYahoo!mなどの検索エンジンから評価を得るためには、コンテンツ質を高める必要があります。商品ページの質を高める際は、購入者からの口コミを集めることが効果的です。

 

購入者からのレビューは一次情報として扱われるため、SEO対策として非常に有効ですさらに、ECサイト上にレビューが集まった場合、別リンクから参照元として被リンクを獲得できる可能性があります。

 

被リンクの獲得はSEO対策として非常に重要な項目であるため、サイト全体の評価アップにつながります。そのため、ECサイト上にレビューを投稿してもらうことでSEO対策が可能です。

 

レビューを集める施策

 

レビューを集める施策

ECサイト上でレビューを集める際は、下記5つの施策が有効です。

 

・レビューキャンペーン
・ユーザーインタビュー
・SNSを使う
・レビュー依頼を商品に梱包
・ツールを使う

 

それぞれ順に解説します。

 

レビューキャンペーン

 

ECサイト上にレビューを集める際は、レビューキャンペーンが有効です。レビューキャンペーンとは、サイトへレビューを聴講してくれたユーザーに対して特典を用意する施策です。

 

例えば、商品購入後にレビューを投稿してもらうことで、次回500円OFFになるクーポンを配布することで、レビューと見込み客を獲得できます。消費者にとって魅力的な得点を用意することで、抵抗感なくレビューを投稿してもらえる可能性が高いです。

 

ただし、レビューキャンペーンは消費者にとって魅力的な特典を用意する必要があります。消費者にとってメリットが薄ければ、キャンペーンを利用してくれない可能性が高いです。

 

さらに、特典を目的としたレビュー投稿は、真剣な回答を得られないことがあります。適当なレビューは別のユーザーの購入意欲を低下させるリスクがあります。そのため、レビューキャンペーンは新商品発売するタイミングや期間限定で開催し、レビューを集めると良いでしょう。

 

ユーザーインタビュー

 

ECサイトにレビューを集める際は、ユーザーインタビューも施策の一つです。レビューの一つとしてインタビュー内容を投稿するのではなく、コンテンツとして掲載することで、より具体的なレビューを紹介できます。

 

例えば、商品を購入した背景や具体的な使い心地を細かく掲載可能です。ECサイト上のレビュー情報だけでは購入へ踏み切れないと考える消費者に対して後押しできます。

 

また、自社でインタビュー対応まで進められない場合は、外部業者を活用することでスムーズにコンテンツ制作まで依頼可能です。

 

SNSを使う

 

ECサイトへのインタビューを獲得した場合は、SNSを活用してみましょう。自社SNSアカウントから、商品に対してのツイートを行うことで認知の獲得が可能です。反応が確認できた投稿に関しては、いいねやリツートをしてくれたアカウントに対してフォローメールすることでレビューを獲得できます。

 

また、SNSを活用したキャンペーンを実施することで、効率的にSNSからレビューを得られるでしょう。例えば、SNS上で商品名とハッシュタグを付けてレビュー投稿してくれた場合は、次回購入金額を割引するクーポンを配布するなどが考えられます。

 

レビュー依頼を商品に梱包

 

ECサイトへ思うようにレビューを獲得できない場合は、レビュー依頼を商品に梱包してみることがおすすめです。

 

購入商品と同時にレビュー依頼を梱包して発送しておくことで、購入者は必ず依頼を確認することになります。実際に紙でレビュー依頼を送ることで、特別感を購入者に与えることが可能です。

 

また、レビュー依頼を実施する際は、割引クーポンなどの報酬を提示しておきましょう。購入者に対してレビューするメリットを提示することで、効果的にレビューを投稿してくれます。

 

ただし、商品にわせてクーポンや販促書類が多いと、購入者に違和感を与えてしまいます。必要な情報だけを購入者に提示することで、効果的にレビューを獲得できるでしょう。

 

ツールを使う

ECサイトへのレビューを獲得したい場合は、以下3つの専用ツールの活用がおすすめです。

 

  • yotpo
  • Letro
  • UGCクリエイティブ

 

自社で商品レビューを獲得できない場合は、ツールを活用することで、コストを抑えながら効率的にレビューを得られます。ツールの中には、レビュー獲得だけではなく販促活動も実施できるため、売上アップも同時に目指せます。それぞれ順に解説します。

 

・yotpo

 

yotpo

 

料金

要問い合わせ(無料版あり)

機能

UGCの自動収集/効果測定機能/コードのカスタマイズ機能

特徴

・無料版も利用可能

・レビュー収集に優れた機能が豊富

・Googleと公式パートナーシップを実施

 

yotpoとは、世界中で活用されているUGCマーケティングツールです。購入者に対してのレビューリクエストメールやコミュニティQ&Aを実施することで、ECサイト上へのレビューを獲得します。

 

レビューリクエストメール機能では、商品購入者に対してフォローメールを行い、レビューを得られます。過去のデータを分析し、自社商品に合わせて最適化することも可能です。

 

また、自社ブランドのニーズに合わせて質問項目をカスタマイズできるため、閲覧者の疑問を解消して購入の後押しも行います。レビュー獲得に活用できるクーポン機能も付帯しているため、レビュー以外にもリピータも獲得できるでしょう。

 

・Letro

 

Letro

 

料金

初期費用(プラン毎に変動)

月額費用(問い合わせ要)

3つのプランあり(ベーシックプラン/スタンダードプラン/プレミアムプラン)

機能

UGC診断・生成/記事LP連携/レビュー掲載機能

特徴

・専任担当者によるサポートあり

・UGC自動最適化可能

・セッション数に合わせて料金が変動する

 

Letroとは、ECサイトに特化した運用型UGCツールです。コンサルタントが自社ブランドのイメージや成果につながるレビューを把握し、生成・収集や最適化を行います。

 

常にコンサルタントが運用のサポートを行うため、初めてUGCツールを利用する場合でも安心です。Letroでは、売上向上に適したUGCを継続的に生成するため、最適なパターンのレビューのみを表示させることができます。

 

UGCクリエイティブ

 

UGCクリエイティブ

 

料金

要問い合わせ

機能

UGC診断・生成/UGCの自動収集/効果測定機能

特徴

・UGCを貼り付けるだけで効果測定可能

・商品購入者による自然なSNSレビューを作成可能

・ABテストなどの効果測定機能を搭載

 

UGCクリエイティブとは、D2C・EC通販に特化したUGCツールです。これまで200社以上のD2C・EC通販を支援してきた実績とノウハウをもとに開発されているため、高確率で売上アップをサポートします。

 

また、UGCクリエイティブはUGC生成・収集から改善まで一気通貫で対応しており、施策結果を分析し、自社ECサイトに最適な運用が可能です。UGCをLP・ECサイト・記事LP・注文画面などに掲載できるため、自社のEC担当の負担を減らすこともできるでしょう。

 

レビューの活用方法

 

レビューの活用方法

獲得したレビューは、以下3つの活用方法があります。

 

  • 商品情報の補足
  • 商品・ECサイトの改善
  • 比較しやすくする

 

それぞれ順に解説します。

 

商品情報の補足

 

獲得したレビューを掲載することで、商品情報の捕捉が可能です。商品を実際に使用してみた感想は、企業側では紹介しづらいことが多いです。そこで実際に商品を購入した人からのレビューを掲載することで、企業側が紹介できない商品の良さをアピールできます。

 

獲得したレビューを商品情報の補足として活用することにより、より購入を検討している人の後押しができるようになるでしょう。

 

商品・ECサイトの改善

 

複数のレビューを獲得することで、商品・ECサイトの改善につながります。例えば、商品の使いづらさに関するレビューが多く寄せられた場合は、新たに商品を開発する際に改善するポイントとして確認が可能です。

 

また、商品を販売しているECサイトの使いやすさ、どのような内容を商品紹介として記載するべきなのかなど、サイト自体の改善にも繋げられるのです。獲得したレビューはできる限り目を通し、商品・ECサイトの改善に使えないか確認しておくと良いでしょう。

 

比較しやすくする

 

購入者から獲得したレビューをECサイト上に掲載することで、購入を検討している人の比較材料となります。商品のレビューが一件もない場合「本当にこの商品を購入しても大丈夫なのかな?」と考える可能性が高いです。

 

あらかじめECサイト上に獲得したレビューを表示させておけば、競合他社の商品と比較検討してもらえます。他社よりも獲得レビュー数が多ければ、検討しているユーザーに対して「売れている商品」と考えてもらえるため、購買意欲を高められるでしょう。

 

レビュー収集の際の注意点

 

レビュー収集の際の注意点

 

レビューを収集する際は、以下3つのポイントに注意しましょう。

 

  • 法律やルールを守る
  • 誤ったレビューは削除する
  • 低評価のレビュー対応

 

それぞれ順に解説します。

 

法律やルールを守る

 

商品のレビューを収集する際は、法律やルールを守った上で掲載しましょう。例えば、実際に商品を購入したユーザーからのレビューではなく、自作自演で作成したレビューを購入者が本当に投稿したように見せる方法は違法です。

 

ECサイト上のルール違反となるだけではなく、場合によっては商品掲示法違反として国から措置命令が出るケースもあるでしょう。大手ECサイトに商品を出品して運営している場合は、利用規約に違反したことで罰則を受けることもあります。

 

そのため、ECサイト上にレビューを掲載する際は、法律やルールを守った内容か確認してから投稿しましょう。

 

誤ったレビューは削除する

 

ECサイトに掲載するレビューの内容は、誤った内容でないか確認が必要です。例えば、事実確認が取れていないにも関わらず「この商品を食べれば◯kg絶対に痩せる!」などのレビューは、消費者を誤認させる恐れがあります。

 

優良誤認と捉えられるレビュー内容は法律違反となるため、措置命令やECサイトによる罰則が発生します。実際に購入者が記載したレビューでも、優良誤認と見なされる内容でないか確認してから表示させる必要があります。

 

低評価のレビュー対応

 

ECサイトに登録されたレビューは、低評価だとしても掲載する必要があります。例えば、サイト上に登録された高評価のレビューだけを残し、低評価のレビューを削除して、全体の印象を相違さすることは違法です。

 

サイト上に投稿されたレビューは、不適切な内容でない限り削除や非常時にすることなく、そのまま掲載する必要があります。複数のレビューによる印象操作は法律・ECサイトの利用規約にも違反する行為となるため、必ず実施しないようにしましょう。

 

成功事例

 

成功事例

 

獲得したレビューを上手く活用している、下記3つの成功事例を紹介します。

 

  • クロックス
  • トイサブ!
  • ユニクロ

 

どのように獲得したレビューを活用しているか、詳しく解説します。

 

クロックス

 

クロックス

 

クロックスとは、独自開発の「クロスライト素材」を用いてフットウェアを販売している会社です。自社フットウェアの販売のためにECサイトを運営しています。

 

クロックスでは、積極的にレビューキャンペーンを実施しており、毎月抽選でクーポンをプレゼントしています。購入者がECサイト上でレビューを書くだけで、抽選でクーポンを獲得できます。

 

さらに、ECサイトを閲覧しているユーザーに対して、過去に投稿されたレビューをレコメンドすることで、クリック率が1.5倍も上昇しているのです。クロックスはレビューキャンペーンとレコメンド機能で、最大限レビューを活用していると言えるでしょう。

 

トイサブ!

 

トイサブ

 

トイサブ!とは、株式会社トラーナが運営しているおもちゃのサブスクリプションサービスです。トイサブは、アフィリエイトサービスを活用して、新規レビューの獲得・公開をしています。

 

自社でレビューを獲得するのではなく、アフィリエイトサービスに登録しているアフィリエイターがレビューを集めて、販促コンテンツを公開しています。そのため、ブログやSNSを運営しているアフィリエイターが積極的に口コミを紹介してくれるため、効果的に売り上げを伸ばしています。

 

ユニクロ

 

ユニクロ

 

ユニクロとは、ファーストリテイリング株式会社が運営しているアパレルブランドです。ユニクロは公式HPから商品に関するレビューを集めており、そのまま内容を掲載しています。

 

獲得した膨大なレビューを分析し、自社商品に活かせないか確認することで、新たな商品を生み出していると公表しています。さらに、ECサイト商品購入画面に過去のレビューを掲載することで、客観的に商品評価を確認する決め手にすることが可能です。

 

このように、購入者から獲得したレビューを活用することで、ユニクロは売り上げを伸ばしていると言えるでしょう。

 

まとめ

 

まとめ

 

以上、ECサイトにおけるレビューの重要性から具体的な施策まで解説しました。

 

ECサイトに購入者からのレビューを掲載することで購入の決め手になったり、SEO対策ができたりします。上手く活用すれば、自社ECサイトの売り上げを大幅に伸ばすことができるでしょう。

 

ただし、掲載するレビューは法律やレビューを守らなければ、商品掲示法や優良誤認に違反することになります。レビューをサイトに掲載する際は、法律やルールを守った上で活用するようにしましょう。

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